【衝撃の事実】LANA WOOL 100%は羊毛100%ではなかった!【ラナウール】

f:id:weekendradio:20161113032248j:plain

先日、新しい服を買おうとネットで調べていたときのことです。

とあるパンツ(ズボンのことね)の素材表示に、LANA WOOL100%と書いてあるのが目についた。

WOOLは知ってます。

羊毛のこと。

羊の毛を刈って糸にしたやつのことだ。

でも、LANAってなんだ? 聞いたことない。

ということで調べてみた。

 

LANA WOOLとはなにか?

ヤフー知恵袋によると

わからないことがあったときインターネットはとても便利だ。

LANA WOOLで検索すれば、似たような疑問を抱いた人が質問サイトに訊いてくれている。

最初にヒットしたのはヤフー知恵袋。

ズバリ、私の疑問そのままの質問があった。

この質問へのベストアンサーに選ばれたのがこれ。

イタリア語でウールの事を「LANA」(羊毛)というそうです。
そこから来ているみたいです。

ほぉぉぉ。

英語のWOOLがイタリア語ではLANAというのか。

勉強になる。

念のため、LANA=WOOL説の真偽を確かめると、このサイトがヒット。

 日本語の「毛」の欄に、英語では「WOOL」でイタリア語で「LANA」と書いてある。アパレル企業ワールドのサイトなので信用してもいいだろう。よって、LANA=WOOL説は本当。

でも待ってくれ。

じゃあ、LANA WOOLはウール・ウールってことか?

日本語でいうと毛毛。

なんでわざわざ繰り返すのかさっぱり理解できない。

ということで、別の質問サイトを見てみよう

教えて! gooによると

こちらもヤフー知恵袋と似た質問。

品質表示にあるラナウールってなに? 普通のウールと違うの?と訊いている。

これに対する答えがこれ。

『LANA』はイタリア語で、『WOOL』のことを言います。
普通のウールと、同じだと思います。

さっきと同じ答えである。

情報がなにひとつ増えていない……。

調査が暗礁に乗り上げたかと思われたそのとき!

とうとう、核心に迫る答えを発見した。

Quoraによると

ヤフー知恵袋、教えて! gooときて、次にヒットしたのがQuora。

これは、英語の質問サイトだ。

質問者さんの質問がズバリこれ。

How does lana wool differ from standard wool?(ラナウールと普通のウールってどう違うの?)。

質問だけ見る限りでは、いままでと同じだ。

ところが、これに対する答えはこれまでとは一線を画するほど参考になるものだった。

いわく、

Lana wool is 50% standard wool and 50% synthetic fibers. People use it mostly for embroidery and other sewing applications. “Lana” means wool in Spanish and Italian. Nothing special about it despite its somewhat exotic sounding name!

ラナウールは普通のウールが50%で合成繊維が50%。ほとんどの場合、刺繍や縫物に使われる。「ラナ」はスペイン語やイタリア語でウールのこと。エキゾチックな響きがあるけど、なにも特別なことはないよ!

 

It's 50% acrylic and it's wool is from sheep as usual . Nothing special about it just know it's synthetic fabric mixed in with wool . Thanks for asking and hope it helps

アクリルと羊毛を混ぜたもの。合成繊維とウールを混ぜたものなので、特別なものではないよ。質問に感謝。お助けできれば幸いです。

 

Its a blend of 50% acrylic and 50% wool. Mainly its is made in Italy using Australian wool  and acrylic

アクリルとウールを半分ずつ混ぜたもの。主に、オーストラリアのウールとアクリルを使ってイタリアで作られる。

なんてこった!

ラナウールとは、ウールとアクリルの混紡糸のことだったのだ!

この答えを書いている人は、全員が(自称とはいえ)服飾や生地や繊維の専門家や業界関係者である。信ぴょう性は高いと考えてまちがいない。

それに、混紡糸ならばラナウールという名前であることにもうなずける。イタリア語と英語を組み合わせたのは、ただの毛ではなくアクリルと混ぜたものであることを示しているのだろう。

ラナウール100%≠羊毛100%

つまり、最初に見つけた服の素材表示のLANA WOOL100%が意味するものは、特別で高級な羊毛だけでできたものということではなく、アクリルとウールを半分ずつ混ぜて生地で作りましたよ、ということなのだ。

もちろん、ラナウールが作り出されたのにはそれなりの理由があるのだろう。おそらく、ウールの弱点をアクリルが補うという長所を持った素材なのだと思う。

しかし、この名前はちょっとズルくないか?

LANA WOOL 100%なんて表示を見たら、誰だって高級なウールが使われていると勘違いするに決まってるぞ。

 

ちなみに、LANA WOOLと似た言葉にLANA VIRGINがある。こちらは、文字通りヴァージョン・ウールのことらしいのでご安心を。